即日入居可能でも実は時間がかかるオフィス移転

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本庄 悠太朗

本庄 悠太朗

次世代型出世ビル 保証コンサルタント

オフィスを借りる際、どれくらい前から物件探しを始めたら良いか、ご存じですか?

『空き室の物件なら、契約してすぐに入居できるでしょう』と思っていませんか?

会議室や受付・応接室などを作るために、内装工事が必要となることを忘れないでください。
内装工事に思ったよりも時間がかかり、予定通りに移転できない、というのはよくある話です。

個人的な話ですが、私も今、自分の家をリフォームしています。亡き祖父の空き家を譲り受けたため、リフォームして住もうかと思い、動き始めたのが今年の始め2017年1月。
3月末迄には工事を完了し、引越したいと思っていたものの、実際には予定が大幅に遅れ、結局6月頭頃の引越し予定となりました。

工事に要する期間がおおよそ2ヶ月程度と聞いていたため、1月末までにプランを確定し、着工出来るよう進めていましたが、プラン確定までには、複数社からのプラン提案→候補プラン選定→詳細な打合せ→見積り→工事図面作成→契約締結といった段取りが必要です。

各社からの提案プランが出てくるまでに2週間程度、どんなに早く打合せをしたとしても、正確な見積りが出てくるまでにまた1週間程度必要です。
プランが確定したら、契約締結の前に工事図面を起こしますが、これもまた1週間はかかるでしょう。

こうして、2月頭には着工したいと思っていた予定が、3月下旬にずれ込むこととなりました。

オフィスの内装工事でも、同じことが言えます。
オフィスの賃貸借申込みに合わせ、内装工事費用の見積りを取るのが一般的ですが、賃貸借申
込みをしてから現地調査、見積りとなると1~2週間程度、時間を要します。
出てきた見積りが予想以上に高く、思った通りの内装工事が出来ないとなると、物件を探し直したり、レイアウトを変えたり、オーナーへ賃料の交渉をしたりする必要があります。

これが確定しないと契約出来ないため、あれこれ考えているうちに条件が調わず、同じ物件に他の企業からも申込みが入り、オーナーに『早く契約出来る方と契約しよう』と思われてしまい、入居し損ねる、といったことも考えられます。

また、無事契約出来たとしても、すぐに入居できる訳ではなく、当然工事期間が必要です。

『うちの会社はなんでも決定するの早いから、オフィス探しは移転予定の1ヶ月に始めれば大丈夫』なんて思っていると、間に合いませんので、お気をつけください!

移転3~6か月前には物件を決めよう

規模によっても異なりますが、50坪~300坪程度のビルへ移転するのであれば、3ヶ月~6ヶ月前には物件を決められるように、早めに探し始めましょう。

大手企業では、1年以上前には移転先が決まっている、ということもよくあります。

オフィスの移転は計画的に行い、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

話で勝とうとしないことの重要性

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