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管理会社が考える知っておきたいオフィスビルのあれこれ
〜管理会社の日常編〜
「土曜日こそ作業します その1」
4月◉日今日は土曜日です。土曜日休みの企業が多いですが、ビル管理会社にとって土曜日は比較的に仕事が多いのです。それは入居企業が休日のときしかできない作業があるためで、宿命のようなものですね。
例えば、内装工事や荷物の引っ越しなど、音がでる作業やエレベーターを集中して使用する場合、平日に行うと他の入居企業に迷惑がかかりますので原則土曜日や日曜日に行います。
室内の蛍光灯の安定器交換も平日は出来ませんので、今日は三鷹高木ビルの安定器交換を行いました。土曜日とはいえ勤務する方はいらっしゃいますので、管理人の出勤時間に合わせて7:00から作業を開始します。
オフィスビル豆知識:安定器とは言葉の通りですが、蛍光灯などの器機の動作を安定にするための装置の事です。故障するとちらちらしてきて最終的には点灯しなくなります。
定期清掃
他には今日は虎の門高木ビルのエントランスの定期清掃がありました。
オフィスビル豆知識:定期清掃とは、年に数回行う清掃の事です。ガラス清掃、カーペット清掃、照明器具、空調吹き出し口清掃など年間スケジュールに沿って定期的に実施しています水を使用し、滑りやすくなるためにこれらの作業も平日に行うことはできません。虎の門高木ビルは入り口からエレベーターまでのエントランス部分が石貼りで広く作られていますので、清掃作業も3時間程度要します。契約している清掃会社を信用しておまかせしていますが、作業の様子や仕上がりは我々管理会社の人間がチェックするように心がけています。流れ作業になると、どうしても細かいところや作業員の態度に目が行き届かなくなり、結果お互いにとって不利益になることがよくあるからです。
この作業は月に2回行います。かなりの人が行き来する場所であり、何と言ってもエントランスはビルの顔ですから仕上がりに気を配ります。月曜日にテナント企業の従業員が出社した際にスイッチがパチンと入る空間を作りましょうとスタッフに大袈裟に話しかけたりします。
こうしてきれいになったエントランスでお客様をお迎えするのは、ホテルでも飲食店でもオフィスビルでも同じですね。